今回はエックスサーバーにMecabをインストールして形態素解析をおこないます。

以前、Mecabを使って形態素解析をするアプリを作成しました。

コピペチェックツール Mecabで形態素解析編

しかし今は面白いアプリを作ったからダウンロードして試してくれと言っても誰も相手にしてくれません。ダウンロードは面倒くさいしインストールも面倒くさいです。だからurlがわかればあとはアクセスするだけのWebアプリを作らなければなりません。そこで今回はエックスサーバーにMecabをインストールして形態素解析をおこないます。

サーバーにMecabをインストールする

まずはサーバーにMecabをインストールしましょう。VPSのような上級者向けのものでなくても通常のレンタルサーバーでOKです。SSH接続できるものであれば使えるはずです。

まずはMecabをダウンロードしましょう。

https://taku910.github.io/mecab/

そして適当なディレクトリにアップロードします。SSH接続したらファイルをアップロードしたディレクトリ(ここではtempとする)に移動し、一行ずつコマンドを入力して実行していきます(先頭の$は不要)。

辞書をインストールする

これでMecab本体のインストールは完了です。続いて辞書をインストールします。

パスを通す

インストールしたらパスを通します。ホームディレクトリにある.bash_profileを編集します。

.bash_profile

これでMecabが使えるようになったはずです。mecab -vとすればバージョンが表示されます。されない場合はどこかが間違っています。やりなおしましょう。mecabと入力して適当な文章を入力すると形態素解析の結果が表示されます。

アプリをつくってみる

このかんASP.NET Coreを使っているので今回もこれを使います。C#プログラマとして誇りを持ちましょう。絶対にPythonなんかには負けません(言っていること意味不明)。

Mecabを使うためにNMeCabNetStandardを使います。NuGetでNMeCabNetStandardをインストールします。

そしてC#で以下のように書きます。

Pageフォルダ配下に適当にcshtmlファイルを作成します。ここではPage\Mecabフォルダ内にIndex.cshtmlを作成しています。

テキストエリアに文章を入力して[解析]ボタンをクリックすると単語に分解するとともに、分解された単語の原型と品詞名を表示します。

Page\Mecab\Index.cshtml