タイトルそのままです。クリック一発で登録しておいたフォルダを一気に開くアプリケーションを作成します。

まずデザイナで以下のようなものをつくります。

テキストボックスのように見えるのは

ファイルをドラッグするとパスが入力されるテキストボックス 自作コントロール

で作成したTextBoxForFilePathです。以下のコードでファイルやフォルダをドラッグ&ドロップするとパスが入力され、[開く]をクリックすると登録しておきたファイルやフォルダを一気に開くことができます。

このアプリケーションは普段はタスクトレイのなかに表示させ、必要なときにいつでも実行できるようにしてしまいましょう。

アイコンはこれを使います。

それから一気に開きたいフォルダの組み合わせはひとつではないはずなので、複数の組み合わせを登録できるようにします。それから設定を保存できるようにしたいですね。

まずデータを管理するためのクラスを作成します。

最初は項目が選択されていないので、テキストボックスにはなにも入力できないようにしておきます。

[項目の管理] ⇒ [追加]が選択されたらアイテムを追加します。

そして現在選択されているアイテムが変更されたらそれに対応するデータを表示します。SaveOldData()メソッドは現在選択されているアイテムに対応するデータを保存するためのメソッドです。フィールド変数 SelectedIndexにはこれまで選択されていたアイテムのインデックスを格納されているので、これを利用して古いデータを保存します。

SavePaths(List<string> paths)LoadPaths(List<string> paths)はDataオブジェクトにファイルパスを格納したり、そこから文字列を読み出すためのメソッドです。

[項目の管理] ⇒ [名前変更]が選択されたらアイテムの名前を変更します。名前変更のためのダイアログを表示させ、OKがクリックされた場合で文字列が取得できた場合だけアイテムの名前を変更します。

名前変更のためのダイアログは以下のようになっています。

[項目の管理] ⇒ [削除]がクリックされたら現在選択されているアイテムを削除します。

[項目の管理] ⇒ [上へ移動]、[下へ移動]がクリックされたら現在選択されているアイテムを上下に移動させます。

[ファイル] ⇒ [保存]が選択されたらデータをファイルに保存し、[ファイル] ⇒ [読み出し]が選択されたら読み出します。